Euglena for All
11月29日~12月1日に株式会社ユーグレナはミドリムシを題材とした体験学習型イベントをマレーシア日本国際工科院(MJIIT)にて行いました。“Euglena for ALL”は、マレーシアの中高生に対して、研究者の視点を持つきっかけをつくる3日間のプログラム「NEST Camp Program(企画:リバネスマレーシア)」の一環として実施されました。参加した学生はマレーシアで採取された水サンプルから様々な微細藻類を観察し、ユーグレナの運動性を観察することで、微細藻類としてのユーグレナの独自性を理解しました。
ワークショップの内容
このワークショップでは、セランゴールやクアラルンプールなどの学校から13〜15歳の生徒25名ほどが集まり、身近なところから世界規模に至るまで様々な課題が科学技術によって解決されている実例を学びました。 はじめに、本チームのリーダーであるとともに、ユーグレナ社執行役員研究開発担当の鈴木健吾らによる研究指導を受けながら微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の採取や観察を行いました。
環境条件と、マレーシアの熱帯気候における微細藻類の成長可能性から、クアラルンプール、セランゴール、ネゲリスンビランの3つの州のさまざまな場所から20の水サンプルを収集しました。参加者は顕微鏡を用いてユーグレナを観察して、顕微鏡下での構造や動きなどの特性を理解しました。さらに、参加者は採取した水サンプルからユーグレナを発見し、どのサンプルにユーグレナが居るか判別することができました。
その後、ユーグレナ社が提供する石垣産ユーグレナを含む製品を試食して実際の味と健康上の利点について学び、ワークショップの最後には、ユーグレナ社の経営理念や社会課題の解決に取り組む理由、創業秘話などの話もありました。
“Euglena for ALL”を通じて微細藻類ミドリムシというとても小さな生物が秘めた可能性 に情熱を傾ける研究者の姿を知り、マレーシアの中高生に対して、研究者の視点を持ち世界の課題に取り組むきっかけとなることを願っています。今後も当研究チームではバイオ関連の研究開発と現地大学生・研究者の人材育成を推進していきます。