2019年度みんミドPJ結果報告

2019年度みんなのミドリムシプロジェクトの進捗をご報告いたします(2020年3月末時点)。

参加校と到着サンプル

みんなのミドリムシプロジェクトでは、全国の高等学校を対象に協力を依頼していましたが、最終的に17校の高校からの参加が得られました。

およそ8割の参加校からサンプルを受け取ることができ、また2020年に初めに公開した地図データベースへの協力も4割程度の参加校が完了しています。

校数 回収率
参加高校 17校 -
Aコース 7校 -
Bコース 10校 -
サンプル到着 13校 76 %
データベース登録 7校 41 %

単離されたユーグレナ数

全国で採取されたサンプルは合計207で、このうちの13個のサンプルより目的のEuglena gracilisと思われる株が樹立されています。
※地図データベース下記サイトにて公開されています
 https://midorimushi.riken.jp/

取得率
サンプル 207 -
E. gracilis 13 6.3 %

獲得したE. gracilis株の形態比較

獲得した株の顕微鏡写真は下図のように、微妙に形が違うものもいます。

今後の解析

思ったより作業に苦戦し、2019年度中は株の樹立までしかできませんでしたが、2020年度も引き続き解析を続けます。今回は、E. gracilisがとれるように、培養条件を厳しめに設定して選抜してきました。取得された株が本当にE. gracilisか確認すると共に、それぞれの株の系統関係を調べる予定です。また、引き続き参加校からはデータベースへの情報入力を促し、採取場所と系統関係のつながりを調べていく予定です。

反省点と来年度のみんミドPJのお知らせ

2019年度、みんなのミドリムシプロジェクトを初めて実施するにあたり、安全面に極力配慮し、高校生以上の学校単位での参加とさせていただきました。そのおかげもあってか、事故なく、無事に進めることができました。また、目的のE. gracilis新株も多数得ることができ、将来的産業の発展にも貢献できる成果が得られたと考えています。
一方で、高校生に限定したことで、参加したくても参加できないとの声も多くいただき、また、サンプル回収率などを考慮すると、十分なサンプルが集められたとは言えない状況でした。2019年度の成果と、この反省点を踏まえつつ、2020年度は参加できる範囲を拡張しつつ、新たな体制でこのプロジェクトを継続します
具体的な計画が固まり次第、当HPにて改めてご連絡しますので、引き続きよろしくお願いいたします。

※本記事は2020年3月に投稿したものを2020年6月19日に修正したものです