theme

あなたの”ひとすくい”の水が、世界の”救い”になるかもしれない

大きさ50µmほどの小さなミドリムシ。

植物みたいに光合成も、動物みたいに動くこともできる。

食べたら栄養満点で、地球にやさしいバイオ燃料にもなる。

あなたの近くにも「世界を救う新しいミドリムシ」が、まだいるかもしれない。

ミドリムシがいそうな水をすくって、私たちミドリムシ研究者に送ってくれませんか?

みんなのミドリムシプロジェクトとは?

※こちらはFullバージョン抜粋した動画です。

2019年度より開始したみんなのミドリムシプロジェクト(みんみど)。一般の方にご支援いただいた資金を用いて、高校生やご家族の皆さんにミドリムシがいそうな水を採取していただきました。これまでに集まった502サンプル中でもミドリムシがいたのは、45サンプル(約9%)です。

得られたミドリムシは、DNA配列を読んで分類し、その性質を調べます。中でも暑さや寒さに強いミドリムシは、屋外培養で増やせる場所を拡げるためとても有用です。また、バイオ燃料の元となる油をより多く産生するミドリムシは、カーボンニュートラル社会を目指すためにとても役立つでしょう。他にも、もっと美味しいミドリムシや緑じゃないミドリムシなど、どんな新しいミドリムシが見つかるかは、サンプル数の多さに比例します

最終回となる2021年度。これまでの活動が認められたことにより、ユーグレナ社からの予算がつきました。そのため、ご応募された全ての方(先着順)に採取をお願いできるようになりました。未だ新型コロナウイルス感染の危険もありますので、感染対策には十分にご注意いただいた上、皆さんの力をぜひお貸しください!

今回の企画・運営は株式会社ユーグレナが行い、理化学研究所が集まった株の解析に協力します。

参加方法

いつもは普通に見ている学校やご自宅周辺の池や水溜まり。実は、世界を救うミドリムシの宝庫かもしれません。今年度は、全国の中高生とご家族、両方の皆さんのご協力をお待ちしております!

また、参加された方を対象としたオンラインラボツアーまたは座談会も予定しております。採取した水がどのように解析され、役立たとうとしているのかご理解を深めていただける機会になれば幸いです。

対象

中高生の皆さん(統括できる教員を含めたチームを作り、応募は教員が代表する)

ご家族の皆さん(安全に配慮し、大人を含むご家族2名以上で採取する

参加費用

無料(先着25校の学校および100組のご家族)

※本プロジェクトの運営側は、採取時の事故、トラブル等に起因する損害に対する補償ができませんので、必要な場合は、保険等への加入をお願いします。

応募方法 ※募集は終了いたしました。

各対象者専用の参加応募フォーム(外部リンク先)よりご応募ください。

安全面への配慮のため、中高生の皆さんは学校単位で、ご家族単位で未成年の場合は20才以上の責任者の同意と採取時の同伴いただくようお願い致します。またご応募には、注意事項にご同意いただくことが必須となりますのでご了承ください。

採取は、暑い時期に行っていただくのが望ましいため、応募締め切りは8月31日(火)とさせていただきます。準備した採取キットの上限に達した場合、募集を締め切らせていただきます。採取は9月中を目安に行い、送付をお願いいたします。

これまで参加された方の声

※こちらはFullバージョン抜粋した動画です。

採取から解析までの流れ

  1. 応募に応じて、7月上旬より採取キットを順次受取
  2. 野外で水サンプルを9月中を目安に採取
  3. 採取地点・採取場所写真・サンプル番号をデータベースにアップロード
  4. 採取した水サンプル(最大20か所/学校、5か所/家族)を理化学研究所に返送(着払い)
  5. 微細藻類生産制御技術研究チームにて解析(解析方法はこちらで順次ご紹介
  6. オンラインラボツアーまたは座談会実施(2021年9月予定→2022年1月以降に変更
  7. データベースおよびチームHPにて解析結果をご報告(2022年3-4月予定)

採取キットの内容(予定)

  • 採取手順説明書 1 部
  • データベースIDおよびパスワード 1 部
  • 折り畳み式釣り竿 1 本
  • タコ糸 1 巻
  • チューブホルダー 1 個
  • 15mlチューブ 20 本/学校、5本/家族
  • 返送用の荷札・封筒・内袋 1 組
  • 採取ご協力のお願いビラ 1部
採取キット例(一般の方)

採取に適した場所

ミドリムシは、淡水を中心に屋外の様々な水域に生息しています。特に、有機栄養が蓄積しやすい池や沼などの止水もしくは田んぼでよく見られます。暖かくなってくると緑色になる池などが見られますが、こういった場所は何らかの微細藻類が繁茂している可能性があります。学校やご自宅近くであなたオリジナルのミドリムシ採取スポットをぜひ探してみてください!

ミドリムシありの採取場所
ランキング(2020)

※田んぼでの採取は必ず所有者に承諾を得てください。

※釣りが許可されている場所は比較的採取可能です。

※公園や広場で採取される場合も管理者にご確認ください。

 採取時の注意点

採取場所を選ぶ注意点として、採取の際には所有者や管理者に許可をとる必要があります。必要に応じて、採取キットに同封した「採取ご協力のお願い」ビラをご使用ください。田んぼなど公的な水源でない場所の所有者が容易に見つからない場合には、良いサンプルが得られそうでも諦めて次を探すことをお勧めします。また、都市公園については、管理者によっては水の採取を禁止している場合があるので、念のために確認するようにしてください。一般的に、釣りが許可されるような場所でしたら採取に問題はないと考えられます。

その他の注意点

  • 採取に行く際に最も心配なのは落水の危険です。キットに含まれる釣り竿を使い、足場のしっかりした場所で採取してください。
  • サンプリングに出かける際は、一人ではなく必ずチームやご家族の方と一緒に出かけ、事故が起こった際には助けを呼べるようにしてください。安全にご配慮ください!
  • 本プロジェクトの運営側は、採取時の事故、トラブル等に起因する損害に対する補償ができません(必要な場合は、保険等への加入をお願いします)。
  • 送付する採取キット以外にかかる、交通費等の諸経費は、参加される方でご負担ください。
  • 新型コロナウイルス感染対策には十分ご留意ください。
  • 参加者は採水者としてクレジット(明記)されますが、取得した株の知的財産権は株式会社ユーグレナと国立研究開発法人 理化学研究所の共同チームである微細藻類生産制御技術研究チームに帰属されることをご了承ください。
  • サンプル管理のため、個人情報が株式会社ユーグレナから理化学研究所に提供されます。

データベースへのアップロード

採取に参加いただく方には、みんみどデータベースのアカウントを発行いたします。採取が終わりましたら、サンプル番号・採取地点・採取場所の写真をみんみどデータベースにアップロードしてください(手順は採取手順説明書をご覧ください)。各サンプルの解析進捗はデータベースを通してご報告いたします。

各サンプル番号は必ずサンプルチューブにも記入してください。

※アップロードに不安がある方は、運営側でのアップロードも行っております。サンプル番号・採取地点・場所の写真・採取者名をminmido”あっと”ml.riken.jpまでメールでお送りください(”あっと”を”@に変更してください)。

問い合わせ先

〒230-0045  

横浜市鶴見区末広町1-6 横浜バイオ産業センター  245室

株式会社ユーグレナ 中央研究所

みんなのミドリムシプロジェクト運営担当(ml_minmido”あっと”euglena.jp ) “あっと”を@に変えてください。


サンプル送り先

〒230-0045  

横浜市鶴見区末広町1-6 横浜バイオ産業センター  217 室   

国立研究開発法人  理化学研究所 

科技ハブ産連本部  バトンゾーン研究推進プログラム  微細藻類生産制御技術研究チーム

みんなのミドリムシプロジェクト解析担当(minmido”あっと”ml.riken.jp) “あっと”を@に変えてください。



みんみど2021の最新情報は「#みんみど2021」で随時更新! みなさんの採取している様子や感想なども「#みんみど2021」をつけてぜひ投稿してください!

#みんみど2021